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吉祥寺が賑わうのはいつものことだったが、気温の変化が鼓膜にも変化をもたらすのか、街の喧騒さえもどこかラジオのスピーカーから聞こえるような朧げな響きがあった。
又吉 直樹 / 火花 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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街の騒音・都会の喧騒
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前後の文章を含んだ引用
......か、神谷さんは「これ、まだ途中やろ? 最終的にどうなんのか楽しみやわ」とつぶやいていた。おそらくはこれで完成だと思われたが、それを伝えていいものかどうか迷った。吉祥寺が賑わうのはいつものことだったが、気温の変化が鼓膜にも変化をもたらすのか、街の喧騒さえもどこかラジオのスピーカーから聞こえるような朧げな響きがあった。 僕達は吉祥寺を定点観測するかのように、ほぼ毎日出没し、あてもなく彷徨い歩き、疲れるとハーモニカ横丁の「美舟」で肉芽という料理を一皿だけ注文し、それをあてに吞み......
単語の意味
朧げ(おぼろげ)
喧噪・喧騒(けんそう)
朧げ・・・ボーっとしてはっきりしない。不確かなさま。
喧噪・喧騒・・・物音や人の声など、生活の音がやかましいこと。また、そのさま。「都会の喧噪を離れる」
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街の賑わいが海の音のようにほの暗い店の中に染み入る
原田 康子 / 挽歌 amazon
都会特有の微かな羽音のような、途切れることのない騒音
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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船はすすみ、緑の木立ちや黒い小さな屋根をのせて岬はすべるように近づいてきた。
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
河の流れ出た所があたかも切りさいたように 断崖 が二つに分れていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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