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貞世はそのひざに突っ伏してすすり上げすすり上げ可憐かれんな背中に波を打たした。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:9% 作品を確認(青空文庫)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......見るなり、はねるように立ち上がって激しく泣きながら葉子のふところに飛びこんで来た。葉子も思わず飛び立つように貞世を迎えて、長火鉢ながひばちのかたわらの自分の座にすわると、貞世はそのひざに突っ伏してすすり上げすすり上げ可憐かれんな背中に波を打たした。これほどまでに自分の帰りを待ちわびてもい、喜んでもくれるのかと思うと、骨肉こつにくの愛着からも、妹だけは少なくとも自分の掌握の中にあるとの満足からも、葉子はこの上なくう......
単語の意味
啜り上げる(すすりあげる)
突っ伏す(つっぷす)
背中(せなか)
膝(ひざ)
啜り上げる・・・垂れた鼻汁や涙を息とともに吸い上げる。また、そういう動作を繰り返しながら泣く。
突っ伏す・・・急いでうつ伏せになる。勢いよく伏せる。
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
・・・1.足の関節部で、腿(もも)と脛(すね)とを繋ぐところの前面。腿と脛の境の前面部。膝頭(ひざがしら)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
子供のように声をあげて泣いた。
林芙美子 / 新版 放浪記
もう全く声がなく、泣くとも云えない泣き方だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
眼をらしていた。
吉川英治 / 治郎吉格子
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見る見る眼に涙をにじませて
小林多喜二 / 蟹工船
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