女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかい瓜実顔をその中に湛えている。真っ白な頬の底に暖かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。
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寝顔
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単語の意味
湛える(たたえる)
瓜実顔・瓜核顔(うりざねがお)
頬(ほお・ほほ)
湛える・・・水などの液体をいっぱいに満たす。気持ちを顔に表す。
瓜実顔・瓜核顔・・・瓜のタネに似た形で、色白で鼻筋が通っていて、やや細長い顔。美人の典型的な顔の一つとされる。
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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死に顔みたいにきれいな寝顔
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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平凡なあやふやな顔の中年男性だった。耳たぶが分厚いとか、指がたくましいとか、首のラインがくっきりしているとかいう心に残る印象が、一つもなかった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
布団の対角線上を泳いでいるような格好で、おおらかに眠っている
中島 みゆき / 泣かないで・女歌(おんなうた) amazon
目に映るものの厚みはちゃんとある。声も耳の奥まで届いている。唇をそっと嚙んでみると、痛かった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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