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決して心の楽しむ事のない絶望的な憂鬱
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
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憂鬱・気分が晴れない
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前後の文章を含んだ引用
......」「ここでその女を見た事がある」「まあ。未だ生きてる人なの?」「自分の一代記を芝居にして歩いてる」 謙作はその時のあの頭を丸めた男のような大きな女の話をした。「決して心の楽しむ事のない絶望的な憂鬱」そんな印象を受けた事などを話した。そして彼はそれと一緒にその春何度も書いて遂に書き上げられなかった栄花と云う女の事も話した。「懺悔と云う事も結局一遍こっきりの......
単語の意味
憂鬱(ゆううつ)
憂鬱・・・気分が落ち込んだ状態。重苦しい気分。メランコリー。
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呆けたような状態
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ憂鬱・気分が晴れないぼんやり・朦朧・ボーっとする
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心で感じる 気分が晴れないの表現・描写・類語(気分が晴れない・落ち込むのカテゴリ)の一覧 ランダム5
君のは妙にしんと底冷えがしたようにとげとげしく澄み切って、君の目に映る外界の姿は突然全く表情を失ってしまって、固い、冷たい、無慈悲な物の積み重なりに過ぎなかった。無際限なただ一つの荒廃――その中に君だけが呼吸を続けている、それがたまらぬほどさびしく恐ろしい事に思いなされる荒廃が君の上下四方に広がっている。波の音も星のまたたきも、夢の中の出来事のように、君の知覚の遠い遠い末梢まっしょうに、感ぜられるともなく感ぜられるばかりだった。すべての現象がてんでんばらばらに互いの連絡なく散らばってしまった。その中で君のだけが張りつめて死のほうへとじりじり深まって行こうとした。重錘おもりをかけて深い井戸に投げ込まれた灯明のように、深みに行くほど、君のは光を増しながら、感じを強めながら、最後には死というその冷たい水の表面に消えてしまおうとしているのだ。  君の頭がしびれて行くのか、世界がしびれて行くのか、ほんとうにわからなかった。恐ろしい境界に臨んでいるのだと幾度も自分をいましめながら、君は平気な気持ちでとてつもないのんきな事を考えたりしていた。そして君は夜のふけて行くのも、寒さの募るのも忘れてしまって、そろそろと山鼻のほうへ歩いて行った。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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