好きと上手はべつらしい。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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好き
器用・巧み
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......に行ってこまごまと料理をはじめる。「泣き上戸」「笑い上戸」というのはきいたことがあるが、「お料理上戸」というのははじめてみた、といった人があるくらいだ。しかし、好きと上手はべつらしい。私の作るものがいつでも成功とはきまっていない。ずいぶん料理なれのした今日でもそうなのだから、作りはじめた頃のはひどかった。なにしろ私の年頃では、娘のころはずっと......
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何年も前からこうしている、といった身についたしぐさだった。
向田邦子 / 犬小屋「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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愚かで、滑稽で、哀れみを越えて、愛らしさすらあった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
天才は元来嚢中(のうちゅう)の錐(きり)のようなものですから、何(ど)の道へ入っても、必ず現れて参ります。
佐々木 邦 / ガラマサどん amazon
現在の日本の洋画家には天分というものが全くない。彼らは徒らに乏しい才能を濫作によって摺りへらしているのであり、その才能もせいぜい他の森林から落葉を搔き集めて運んでいるような借りものである。 しかし、小坂田二郎は、そうした才能の森林の奥深いところにどっしりと構えていて、みずからの若葉を尽きるところなくつみ取っている天才的画家である。
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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