老成した品のいい顔 | 老いた顔の表現・描写・類語｜小説の言葉集

TOP > 人物表現 > 顔 > 老いた顔

老成した品のいい顔

この表現が分類されたカテゴリ

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

老いた顔の表現・描写・類語（顔のカテゴリ）の一覧ランダム５

（久しぶりに会った母は）一緒に暮らしていたときより、やっぱり老けた。私は時間のないような気分で生活しているので、母に会う度にふいにきちんとした未来に、タイムマシン的にひゅっと運ばれた気がする。母によって初めて時間の経過を認識する。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ時間の経過老いた顔再会・再び出会う

目の下の隈が、地道の歩んできた人生の不毛さを物語っているようにも見えた。

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録　amazon関連カテ老いた顔目の隈（くま）

彼の顔は老いに冒されてはいたが、熟しきっていて、男くさかった。

小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ老いた顔年齢より老けて見える

眼も口も篦（へら）で一すくいずつ平たい丸みから土をすくっただけで出来上っている永遠に滑らかな人形のような顔。それに時が爪をかけはじめたのだ。

岡本かの子 / 巴里祭関連カテ童顔・幼い顔つき老いた顔

眼の縁の黒ずんだ、そして生活に疲れた衿首の皺（しわ）を見ていると、けっして十九の女の持つ若さではないと思える。

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ老いた顔世知辛い・生きにくい世の中

このカテゴリを全部見る

「顔」カテゴリからランダム５

目が細く鼻の小さい割りに口の大きい、あまり均整の取れていない細面

白い女の顔が人魂（ひとだま）のようにチラチラしていた。

林芙美子 / 新版　放浪記

磔にされたキリストのような髭面

顔の醜いのを自認するのは心の賤（いや）しきを会得（えとく）する楷梯（かいてい）にもなろう。

夏目漱石 / 吾輩は猫である

蒼ざめて落ち着けずうろつく

関連カテ恐怖を感じたときのリアクション落ち着かない顔色が悪い・顔が青ざめるうろつく・さ迷う・放浪する

「中年・老人」カテゴリからランダム５

言葉を交わすこともなく別れた。　しばらくして振り返ってみると、宮本さんのお母さんがとにかく静かに、静かに、同じ速度で夜の中を歩いて行くのが見えた。私とすれちがったことなどわかっていないような静けさだった。

吉本ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ老人すれ違う

歯のほとんど抜けた紫色の歯ぐき

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ歯がない（抜けている・欠けている）老人

しわの奥に引きこもってしまったような小さな老女

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

ひとの死を自分のこととして感動し始める年齢に達した女

野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録　amazon関連カテ気味が悪い大人

（じっと座っている）老人は置物のように尚皆の方へ背を向けたままでいた。

直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ老人座り姿勢じっとする・動かないでいる

同じカテゴリの表現一覧

顔の表現の一覧　

容貌・顔の印象が普通

バタ臭い・目鼻立ちのしっかりした顔

汚れた顔・きたない顔

彫りの深い顔

平たい顔・薄い顔

品のある顔

すっぴん・化粧を落とした顔

痩せた顔・こけた頬

顔の大きさ・小ささ

男性的な顔

顔の膨らみ・頬のたるみ

顔の肌の雰囲気

艶・脂ぎった顔

顔色・血色

化粧・白粉をした顔

顔の印象（ポジティブ）

顔つきから見た性格

爽やかな顔

童顔・幼い顔つき

みにくい顔

強面・怖い印象の顔

顔色が悪い・顔が青ざめる

緊張感のない表情

角ばった顔

精悍、勇ましい顔立ち

赤面・顔が赤くなる

顔の印象（ネガティブ）

中年・老人の表現の一覧　

年齢より老けて見える

老いる・年を取る・誕生日

おばさん・熟女

人物表現大カテゴリ

表現の大区分

感情・気持ち

食べ物・おいしさ

人物・体のパーツ

感覚・五感

風景・情景

単語の意味と単語が使われた文章

比喩表現だけ取り出す

カテゴリ別表現の言葉辞典

日本語表現インフォ TOPへ

ＴＯＰ｜お問い合わせ・不具合の報告｜運営元情報

日本語表現インフォ(小説の言葉集)