手首の汗をカフスに滲 ませまいとして、ぐっと腕捲 りして
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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腕の雰囲気、動作
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前後の文章を含んだ引用
......一度あたしが保証の印を捺 して、いまでもどんなに迷惑 しているか、まさか忘れもしなさらないと見え、その後何にもいい出しなさりはしませんがね」 貝原は宮大工上りの太い手首の汗をカフスに滲 ませまいとして、ぐっと腕捲 りして、煽風器 に当てながら、ぽつりぽつり、まだ、通しものの豆を噛 んでいる。 小初は一しきり料理を喰べ終ると、いかにも東京の料理屋らしい洗煉 された夏座敷をじろじろ見廻し......
単語の意味
腕捲り・腕捲くり・腕まくり(うでまくり)
腕捲り・腕捲くり・腕まくり・・・服の袖口を捲(まく)り上げて、腕を外に出すこと。暑さをしのぐときや、意気込みのあらわれとしてする。
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逃げやすい小さな動物を捕らえようとする手付きで、箱の中にそろそろと腕を差し入れる
黒井 千次 / 群棲 amazon
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