大風がふきすさんでいた。庭の木々は大きくかしぎ、木と木をこすりあわせて、ひとの悲鳴のような音を立てていた。
氷室冴子 / 碧の迷宮 作品を確認(amazon)
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草木のざわめき
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単語の意味
荒む(すさむ)
荒む・・・1.精神的に追い込まれた結果、絶望と不安から無気力になったり、どうでもいいという気持ちになったりする。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
2.ものごとの上品さや繊細さが失われて、手を抜いたように荒れた感じになる。
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草木のざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
風が出て来てまだ刈っていない草は一面に波を立てます。
宮沢賢治 / 風の又三郎
樹々の葉のすれあう音
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
庭の樹木が夕暮近くの風に葉をさらさらとすりあわせていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
音は空へのぼらないで地を低くはっているようであった。
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
バリバリと油紙を破くような激しい雨音
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
芽というものが持つ小さい逞 しいいのちは、かの女の愛感を牽 いた。
岡本かの子 / 母子叙情
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