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(戦後に食べたサナギ)薪の中にひそんでいるクワガタやカブト虫の幼虫(サナギ)さえ食べた。 サナギは特においしかった。 薪割りなどしていると、たまにこれらのサナギがポトリと落ちる。 カイコのマユの中のサナギそっくりで、これを火であぶると脂がタラタラとたれる。香ばしく脂っこく、こんなにおいしいものはない! と思いながら食べたものだった。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......のほうも逼迫していたらしく、食べられそうな動物を見ると当人ともども目の色を変えて追いかけたものだった。 昆虫さえも大の大人が追いかけたのである。イナゴ、カエル、薪の中にひそんでいるクワガタやカブト虫の幼虫さえ食べた。 サナギは特においしかった。 薪割りなどしていると、たまにこれらのサナギがポトリと落ちる。 カイコのマユの中のサナギそっくりで、これを火であぶると脂がタラタラとたれる。香ばしく脂っこく、こんなにおいしいものはない! と思いながら食べたものだった。 飼っていた鶏を、父親と二人でしめたこともある。一人がカラダのほうを持ち、一人が首を持ち、イッセイのセイで首の人が四回ほどひねる。ひねってグイと引っぱる。コキ、......
単語の意味
兜虫・甲虫(かぶとむし)
兜虫・甲虫・・・コガネムシ科の大形甲虫。全身光沢のある黒褐色。雄は頭上に先の割れた長い角を持ち、これが兜の前立てに似ているのが名前の由来。甲虫(こうちゅう)とも読む。
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頬張ったジャガイモがよほど熱いのか、陣治はフハフハと喘いで般若そっくりの顔になる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
プツプツと泡がもり上るまで煮て
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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林芙美子 / 新版 放浪記
機内食が粘土のようだった
川村 元気 / 世界から猫が消えたなら amazon
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