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みぞおちに苦みが貼りついている。皮膚を引き裂いて腹を取り出し、水で洗い流してしまいたいような苦みだ。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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苦い(苦味)
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前後の文章を含んだ引用
......夜は手間のかからないものばかりだな、と思う。あの時間に新宿を出たのなら、家に帰ったのは夕方で、広樹が塾の夏期講習から帰ってくるのとほとんど同じ頃だったはずだ。 みぞおちに苦みが貼りついている。皮膚を引き裂いて腹を取り出し、水で洗い流してしまいたいような苦みだ。それを感じているのは一年前の僕なのだろうか、いまの、体の在りかがわからない僕のほうなのだろうか。 ダイニングとキッチンを行き来する美代子を、僕はじっと見つめる。......
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鳩尾(みぞおち)
腹(はら)
鳩尾・・・人間の胸の中央にある、へこんだ所。「飲んだ水が落ちるところ」という意味の「水落ち(みずおち)」が変化したもの。形が鳩の尾に似ているため「鳩尾」の字が使われている。胸元(むなもと)。心窩(しんか・しんわ)。水月(すいげつ)。
・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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あまりのおいしさに、もう一度おかわりをしたほどだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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