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自分自身をもぎ取るように決然と肩をそびやかして歩きだす。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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堂々と、胸を張って歩く
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前後の文章を含んだ引用
......見守る人がいたならば、思わずぞっとして異常な憂愁と力とを感ずるに違いない不思議に強い表現を持っていた。 しばらく釘 づけにされたように立ちすくんでいた君は、やがて自分自身をもぎ取るように決然と肩をそびやかして歩きだす。 君は自分でもどこをどう歩いたかしらない。やがて君が自分に気がついて君自身を見いだした所は海産物製造会社の裏の険しい崕 を登りつめた小山の上の平地だった。 全......
単語の意味
決然(けつぜん)
決然・・・どんなことがあってもそうしよう、強く決心したさま。迷いやためらいを全部捨てて気持ちを固めたさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。
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堂々と、胸を張って歩くの表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
堂々とした体軀で暗闇を押し割って歩く
本庄 陸男 / 石狩川 amazon
まるで飢えてなぞいないかのように、取りつくろった足取である。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
(足が悪い)上下に体が揺れる独特の歩き方をしていた。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
自分の足が輪っかにでもなってしまったようにトットトットと足が動く
高橋 三千綱 / 涙 amazon
湖面を渡る行者のような慎重な足取りでゆっくりと
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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