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働き死にをしに生れて来たようで、いやになる
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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生活苦・貧しい暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......いだろうお君さんの気持ちが胸に響くなり。 「あの子と一緒に間借りでもしようかとも思うのよ、でも折角、父親がいて離すのもいけないと思って我慢はしてるのだけれど、私、働き死にをしに生れて来たようで、いやになる時があるわよ。」 「ね、小母さん! ホテルって何?」  フッと見ると波止場のそばの橋の横に、何時か見たホテルと云う白い文字が見えた。 「旅をする人が泊るところよ。」 「......
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