(布団に)簑虫 のようにくるまって
吉川英治 / 醤油仏 ページ位置:60% 作品を確認(青空文庫)
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巻く
体を横たえる
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前後の文章を含んだ引用
......の臨終 のことなどを考え出してマンジリとも眠れなかった。 で、翌朝。 「少し、風邪を引いたあんばいですから、今日だけ一日休ませて貰います」 亀親方に言って、また一日簑虫 のようにくるまってしまった。 ゾロゾロ部屋の者が出払ったあとで、親方の銅鑼屋の亀さんも、中風の身を冒 して珍しく何処かへ出て行った。 左次郎は何にも邪 げられずに、好きな事を考えてい......
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巻くの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
片端から蓆 でも巻くごとくぐるぐる畳む。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
はしからくるくるとのり巻きみたいに巻いて
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
信徒の体に役人たちが薦をまきはじめた。信徒は首だけ 蓑 から出た蓑虫のような姿になっていく。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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枕木のように床に置き捨てになっている学生の顔
小林多喜二 / 蟹工船
(二人で一つの布団)二人はフトンの上に、二等分に帯をひっぱって寝た。
林芙美子 / 新版 放浪記
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布団の中にもぐりこんでしっかりと目を閉じた。やがて夢のない、重い鉛の扉のような眠りがやってきた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
目蓋を閉じた表情は安らかでさえあり、深い夢の世界をさ迷っているようだった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
(人力車に乗りながら寝る)男は前の俥で、グッタリと 泥 よけへ 突伏 したまま、死んだようになって 揺られて行った。
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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暗くひややかな廊下をぬけ、(中略)階段を、つめたい音をきしませてのぼった
三島由紀夫 / 花ざかりの森 amazon
ずるずると派手な音をたててコーヒーをすすった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(離れられない)シャム双子のように宿命的にわかちがたく
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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