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不気味な電話のことを思い出す。粘りつくあの声は耳にこびりついている。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
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耳に残る・音声を覚えている
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前後の文章を含んだ引用
......りに近かったから、直接渡しに行ったんだ」 静香がその男に出会ったのは、まさに会社に行こうとマンションの階段を降りたところだった。朝の七時だ。 昨晩かかってきた、不気味な電話のことを思い出す。粘りつくあの声は耳にこびりついている。職場の人間の声を片端から思い浮かべるが、あそこまで下品な声の者はいない。忘れよう、忘れよう、と念じる。 静香は、いつもよりも早く家を出た。地下鉄に乗る時間を考慮......
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言葉が耳朶(じだ)のうちに彫り付けられたように残っている
菊池 寛 / 菊池寛 amazon
言葉が鼓膜の網の目を通り抜けられないまま、いつまでも耳の途中で淀んでいる
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
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悲しかった日々が昔の博覧会の絵はがきのように浮んでくる
阿部 昭 / 千年・あの夏 amazon
(記憶につながるものを目にして)私の中で何かが弾けた。ダムが決壊するように記憶の洪水が頭の中を駆け巡る。
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
(心の闇)彼の心の一部はまだ、夜よりもずっと暗い、取り返しのつかない深い所にひとりでとどまっていて、その暗黒には誰もたどり着けないのだ。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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