黒い幌が風で僅かにしなる。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 ページ位置:63% 作品を確認(amazon)
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風を受ける
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前後の文章を含んだ引用
......らクラッチ、ブレーキ、アクセルだ。クラッチとブレーキをそれぞれ踏みながら再度キーをまわすと、エンジンがかかった。装甲の薄い車体だからか振動が直に身体へと伝わり、黒い幌が風で僅かにしなる。「ど、どうすんだっけ?」「とりあえずミラー調整して、シートベルトつけて、サイドブレーキおろしてニュートラルから一速にシフト」 指示されたことを彼は順にこなし、ド......
単語の意味
幌(ほろ)
撓る・撓う(しなる・しなう)
幌・母衣(ほろ)
幌・・・雨はほこりなどを避けるために、車にかけるおおい。
撓る・撓う・・・1.弾力があるため、折れずに、そり曲がった状態になる。撓む(たわむ)。
2.頼りなさそうにナヨナヨする。自らを支える力もなさそうに弱々しくする。
2.頼りなさそうにナヨナヨする。自らを支える力もなさそうに弱々しくする。
幌・母衣・・・雨風や、光、埃などを防ぐために、馬車や人力車にかけるおおい。
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風を受けるの表現・描写・類語(風のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ひとかたまりの風が吹き上げてきて、異常に白い顔のまわりで髪がたてがみのように膨らむ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(階段の)下から吹き上げてくる風が水島の髪を逆立て、十和子のスカーフを舞い上がらせる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「風」カテゴリからランダム5
池の面を洗うようにして、涼しい風が吹いてくる
岩田 豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 amazon
「状態・状況」カテゴリからランダム5
すっかり錆付き、鳥のフンがこびり付き、最早どんな鍵を差し込んでも開きそうにない錠前だった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
積まれた材木が、港に折り重なって睡(ねむ)る舟のように静か
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
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