林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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カモメ
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前後の文章を含んだ引用
......黒白の幕を張った街並を足をそろえて二人は歩いていた。朝でも夜でも牢屋 はくらい、いつでも鬼メが窓からのぞく。二人は日本橋の上に来ると、子供らしく欄干に手をのせて、飄々 と飛んでいる白い鴎 を見降ろしていた。
一種のコウフンは私達には薬かも知れない 二人は幼稚園の子供のように 足並をそろえて街の片隅を歩いていた。 同じような運命を持った女が 同じように眼と眼
......単語の意味
飄飄・飄々(ひょうひょう)
鴎・鷗(かもめ・かまめ)
鴎・鷗・・・カモメ科。全体的に白く、背と翼部分は灰青色。幼鳥には褐色の小斑がある。冬鳥として海岸や港の海上にあらわれ群棲。嘴(くちばし)の端はかぎ状で翼は長い。飛翔力は強く、魚の群れを追って食べる。カモメ科全般の鳥を指す場合もある。「かまめ」は古名。
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カモメの表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
絞ったまま乾いた汚れ雑巾のようなカモメの体(死体)
日野 啓三 / 夢の島 amazon
鷗はちぎれ雲のようにマストにひっかかって飛ぶ。
サトウ ハチロー / 夢多き街―抒情詩と随筆 (1947年) amazon
鷗の群れが洗濯機の渦みたいにぐるぐると空を舞っていた
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
欲望をむきだしにしたしつこく甘えかかるような鷗(かもめ)の鳴き声
阿部 昭 / 千年 (1977年) amazon
有島武郎 / 或る女
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
川の水が絶壁に吸い寄せられたように慕い寄って、濃緑の色を湛えて渦巻く
菊池 寛 / 恩讐の彼方に amazon
川が大きな迂回をつくって湖面のようにひろがる
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
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