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環のまんなかの方に気がとられているようでした。その証拠しょうこには、頭も耳ももみんなそっちへ向いて、おまけにたびたび、いかにも引っぱられるように、よろよろと二足三足、環からはなれてそっちへ寄って行きそうにするのでした。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......その日はりっぱでした。  嘉十はよろこんで、そっと片膝をついてそれに見とれました。  鹿は大きな環をつくって、ぐるくるぐるくる廻っていましたが、よく見るとどの鹿も環のまんなかの方に気がとられているようでした。その証拠しょうこには、頭も耳ももみんなそっちへ向いて、おまけにたびたび、いかにも引っぱられるように、よろよろと二足三足、環からはなれてそっちへ寄って行きそうにするのでした。  もちろん、その環のまんなかには、さっきの嘉十の栃の団子がひとかけ置いてあったのでしたが、鹿どものしきりに気にかけているのは決して団子ではなくて、そのとなりの......
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