しめっぽい川辺の夜風
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:86% 作品を確認(青空文庫)
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水辺
湿った風
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前後の文章を含んだ引用
......と一煙火師との果し合いだから、暗夜の大河に人影はほんの僅か、寂寞 として、用意の足音もいと静かである。 そのかわりに、もし敗れたら恋も生命 もない。必死なところだ。しめっぽい川辺の夜風も、山と山に狭ばめられた初秋の空も、蕭殺 とした墨いろの中に鬼気をもって、なんともいい難い悽愴 という感は、むしろ今夜のほうがつよい。 雑草の離々 としている河原地を......
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雑草の離々 としている河原地
吉川英治 / 銀河まつり
部屋は川べりの2階にあって、窓を開け放つと川音が聞こえる。窓べに立つと風が吹いてくるし、少しどぶくさい 匂いもする。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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雨まじりの風が、黒い蒸気のように吹き込んできた。
安部 公房 / 他人の顔 amazon
明日は雨かも知れない。重たい風が飄々と吹く
林芙美子 / 新版 放浪記
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