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仕事ができるということは、自分や自分の周囲の生活に対して、曲りなりにも一つの精神的足場の持てる証拠ではなかろうか?
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:54% 作品を確認(青空文庫)
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自信がある・自信を深める
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前後の文章を含んだ引用
......、田舎に行っているうちに、幾分心のもちかたが変り、とにかく集注して四五十枚のものが書けた。出来栄より、書けたというそのことが、伸子にとっては一つの吉祥であった。仕事ができるということは、自分や自分の周囲の生活に対して、曲りなりにも一つの精神的足場の持てる証拠ではなかろうか? その足場が持てさえすれば、自分が田舎で、歎きと勇気との縺 れ合った感激の中に思い定めたこれからの生活法――心持の上では、夫にたよらず自力で立とうということも、ま......
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自信がある・自信を深めるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
確信を相手の胸にも植えようとする熱心な語気
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
まるでオルゴールの旋律のように無機的に、最近いつもそばにあるそれがひとつの美しい確信として鳴り始めた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
今まで揺らぎ続けてきた武内への疑念が、ここにきて確固たるものになった。もう惑わされはしない。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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目をつむって頭のなかでシミュレーションする。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
芋粥の二字が、彼のすべての思量を支配してゐる
芥川龍之介 / 芋粥
庭の雑草を一本ずつ抜いていくようにして、一時間ほどかけて丁寧に雑念を抜く
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
吉川英治 / 増長天王
空想で胸をいっぱいふくらませて
林芙美子 / 新版 放浪記
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