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鉄道草の香りから夏を越した秋がもう間近に来ているのだと思った
梶井基次郎 / 橡の花――或る私信―― ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
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花、植物のにおい
初秋
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前後の文章を含んだ引用
......ぎようとしています。思い出してみれば、どうにも心の動きがつかなかったような日が多かったなかにも、南葵 文庫の庭で忍冬 の高い香を知ったようなときもあります。霊南坂で鉄道草の香りから夏を越した秋がもう間近に来ているのだと思ったような晩もあります。妄想で自らを卑屈にすることなく、戦うべき相手とこそ戦いたい、そしてその後の調和にこそ安んじたいと願う私の気持をお伝えしたくこの筆をとりました......
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花、植物のにおいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
福寿草があちこちに黄色い毬(まり)のように群がって咲く
原田 康子 / 挽歌 amazon
桔梗の蕾ばポンとかすかな音を立てて開く
向田 邦子 / 隣りの女 amazon
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初秋の表現・描写・類語(秋のカテゴリ)の一覧 ランダム5
九月の雨が、木の葉を黄ばませるより先に腐らせるかと思うほど降り続く
堀辰雄 / 風立ちぬ amazon
残暑は去り、空気は乾いて透き通り、中庭に射す母屋の影の形も、木立の葉の色合も真夏とは違っていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
空がまだ僅かに夏の輝かしさをとどめている九月の初め
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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ゆめうつつに、そのうっすらした香りをかいだ
堀辰雄 / 麦藁帽子 amazon
掃き溜めをあさる痩せ犬のように、鼻さきが鋭敏になって
岩野 泡鳴 / 耽溺 amazon
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きれいな夕陽。つるべ落しの空あい。
林芙美子 / 新版 放浪記
稲の葉が、根もとから五つにわかれて天へのびていた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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