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雲間を漏れる日の光が、地面の陰ひなたを銀と藍 とでくっきりといろどっている。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:79% 作品を確認(青空文庫)
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日差し・太陽光
雪景色・銀世界
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前後の文章を含んだ引用
......た積雪の中に、君の古い兵隊長靴 はややともするとすぽりすぽりと踏み込んだ。 雪におおわれた野は雷電峠のふもとのほうへ爪先上 がりに広がって、おりから晴れ気味になった雲間を漏れる日の光が、地面の陰ひなたを銀と藍 とでくっきりといろどっている。寒い空気の中に、雪の照り返しがかっかっと顔をほてらせるほど強くさして来る。君の顔は見る見る雪焼けがしてまっかに汗ばんで来た。今までがんじょうにかぶっていた頭巾 を......
単語の意味
銀(ぎん)
銀・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Ag、原子番号47。金よりわずかに軽く、白く光って美しい艶(つや)をもつ金属。金属中最も熱と電気の伝導性が高い。空気中では酸化しないが、硫黄の化合物にあうと黒色に変わる。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
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曇った空からにじみ出た陽が、むしあつい靄のように古い町並に立ちこめていた。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
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川を見つめた。白く浮いている岸辺の雪から短い枯れ木が突き出て、流れの部分だけが長々と黒ずんでいた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
大看板が、小降りになった雪の中で煙っていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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曇っているせいか、昼間だというのに南側のマンションの窓の幾つかに灯りが点っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
窓から射す光線が薄いので、湯槽の中は昏れかけたように暗い。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
雲が出て、暗い中で粉雪でも醸しているように、日の目を密封する
夏目 漱石 / 門 amazon
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