幹の中途からいきなり八方へ炸裂したよ... | 枝の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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幹の中途からいきなり八方へ炸裂したように、苛立たしさ剥き出しの枝

古井由吉 / 弟「古井由吉自撰作品 2 水/櫛の火 (古井由吉自撰作品【全8巻】)」に収録　作品を確認（amazon）

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（樫の木の）連続した枝は一枚の霞網のように手入れされ

打木村治 / トルストイ・サロン

もつれた糸のように複雑に絡み合う枝

折れ曲がった細い梢が老人の指のよう

長野まゆみ / 銀木犀　amazon

青柳の滝津瀬（たきつせ）のように垂れた枝

岡本かの子 / 落城後の女「岡本かの子全集〈4〉 (ちくま文庫)」に収録　amazon関連カテ枝柳

山の木が折れる音が聞こえてくる。パキン、パキンと、呆気ないほど鋭く澄んだ音をこだまさせるんだ。

三浦しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録　amazon関連カテ枝折る・畳む

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遠くの樹に風が黒く渡る。と、やがて眼近い夾竹桃（きょうちくとう）は深い夜のなかで揺れはじめる

梶井基次郎 / ある心の風景関連カテ草木のざわめき夜風

電燈が輝いていた。雨に光沢を得た樹の葉がその灯の下で数知れない魚鱗（ぎょりん）のような光を放っていた。

梶井基次郎 / 城のある町にて関連カテ青葉・葉っぱ夜景・夜の眺め雨上がり・晴れ間がのぞく雨の景色、視界

黄色い電灯が輝いているように見える金木犀（きんもくせい）

山口瞳 / 私本歳時記　amazon

（冬の蔦は）縒れ戻る枝や蔓枝だけが残り、原始時代の大匍足類の神経か骨が渇化して跡をとどめているようで

岡本かの子 / 蔦の門　amazon関連カテ蔦（つた）蔓（つる）

絹地のように薄く柔らかな葉

連城三紀彦 / 棚の隅　amazon

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