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窓から河のように流れ込む潮風
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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隙間風・風が室内に入る
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前後の文章を含んだ引用
......家があって、九人の子持ちだとこぼしていた。 船に灯がはいると、今晩は皆船底に集まってお酒盛りだと云う。料理人の人達はてんてこ舞いで忙がしい。――私は灯を消して、窓から河のように流れ込む潮風を吸っていた。フッと私は、私の足先に、生あたたかい人肌を感じた。人の手だ! 私は枕元のスイッチを捻 った。鉄色の大きな手が、カーテンの外に引っこんで行くところであ......
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寒さが、戸のすきから縦に細長く葉子を襲った。
有島武郎 / 或る女
自動ドアに少し隙間があるのか、風が集まり、ヒュー、ヒュー、と気味の悪い音を立てている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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たむろしていた風が、焚き火に吸い寄せられたように、庭の片隅から起ちはじめる
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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