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(猫の鳴き声)にゃごおうにゃごおうと三度目には、注意を喚起するためにことさらに複雑なる泣き方をして見た。自分ではベトヴェンのシンフォニーにも劣らざる美妙の音 と確信している
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:76% 作品を確認(青空文庫)
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動物の鳴き声(鳥犬以外)
猫
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前後の文章を含んだ引用
......なものを相手にして鳴いて見せたって、感応 のあるはずはないのだが、そこが、ひもじい時の神頼み、貧のぬすみに恋のふみと云うくらいだから、たいていの事ならやる気になる。にゃごおうにゃごおうと三度目には、注意を喚起するためにことさらに複雑なる泣き方をして見た。自分ではベトヴェンのシンフォニーにも劣らざる美妙の音 と確信しているのだが御三には何等の影響も生じないようだ。御三は突然膝をついて、揚げ板を一枚はね除 けて、中から堅炭の四寸ばかり長いのを一本つかみ出した。それからその長い奴を七輪 ......
単語の意味
シンフォニー(しんふぉにー)
猫(ねこ)
シンフォニー・・・1.オーケストラで演奏される多楽章の器楽曲。交響曲。
2.異なったいろいろな要素がまじり合って、ある効果を生み出していることのたとえ。
2.異なったいろいろな要素がまじり合って、ある効果を生み出していることのたとえ。
猫・・・1.ネコ科の哺乳動物の総称。形は虎に似て、柔軟な体や出入り自由な爪、鋭い感覚のひげを足を持つ。暖かいところを好み、鼠(ねずみ)をよく捕るとされる。
2.(猫の皮を胴張りに用いるところから)三味線の異称。
3.猫車(ねこぐるま)の略。
4.猫火鉢(ねこひばち)の略。
5.ふいごの内側についていて、空気の出る孔をふさぐ革。
2.(猫の皮を胴張りに用いるところから)三味線の異称。
3.猫車(ねこぐるま)の略。
4.猫火鉢(ねこひばち)の略。
5.ふいごの内側についていて、空気の出る孔をふさぐ革。
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皮はぎが、「キュウキュウ」と、靴が鳴るときのような声を立てて鳴く
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鼬(いたち)が石をたたくような声をして鳴く
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