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鼻を 這い上ってくる
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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匂いがする・におう
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前後の文章を含んだ引用
......救われたようにも思う。変な人。」 萃が言った。「まだ、遊びましょうね。夏だし。」 そして私の横にごろりと寝た。べったり甘い女の髪の匂い。ジャスミンと白檀の香り。鼻を這い上ってくる夏の夜の気配。「あなた、どうなっていくのかしら、来年の今頃、どこでどうしてるのかしら。」 私は言った。「うん。」 萃は言った。どんどん素直になってゆく心の交流が......
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匂いがする・におうの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
風にのって彼の顔に近づいてくる何か物の腐敗した匂いが、彼の嗅覚にはたらきかけて、彼を把えているのだった。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
においが全部いっぺんに胸に迫ってくる
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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懐しい草の匂いが鼻をついた。ずっと昔のピクニックの匂いだ。五月の風はそのように時の彼方から吹き込んできた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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