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潮風の中で、本物の海を見た。  想像しては焦がれていたのよりも 100 倍も広くて、飲みこまれそうだった。波音はしつこいくらいに大きく響き、金星と月は中空にずっとついてきていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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海岸・砂浜・波打ち際 夜の海
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前後の文章を含んだ引用
......乙彦が言った。買ってきたもの、花火やワインやフライドチキンを夕闇の砂浜にどさっと置いて。 もう海岸は暗くて、ほんの少し離れると彼の姿は闇に吸いこまれてしまう。 潮風の中で、本物の海を見た。 想像しては焦がれていたのよりも100倍も広くて、飲みこまれそうだった。波音はしつこいくらいに大きく響き、金星と月は中空にずっとついてきていた。「ボーイスカウト入ってたでしょ。」「何でだよ。」 たき火のための木の組み方がうまかったのだ。「何となく。タイプが。」「失礼な、でも海辺に住んでたことはあるよ。」......
単語の意味
焦がれる(こがれる)
中空(ちゅうくう)
金星(きんせい・きんぼし)
焦がれる・・・1.強く心を引かれる。激しく好きだと思う。
2.憧れる。
中空・・・1.何も遮(さえぎ)るもののない、空の中ほど。なかぞら。中天。
2.物の内部が空っぽになっていること。うつろ。
金星・・・1.(きんせいと読んで)太陽系の惑星のうち、太陽から2番目に近い惑星。太陽、月に次ぐ明るさで、その明るさと美しさは、ローマ神話に登場する美の女神ビーナスにたとえられ、英語で Venus と呼ぶ。
地球からは明け方と日没時にしか観測できない。これは、地球の軌道が水星の軌道の外側にあるためで、地球が夜のときは観測者は太陽や金星と反対方向を向いてしまうし、昼間は太陽が明るすぎて見えないため。
2.(きんぼしと読んで)相撲で、前頭以下の力士が、横綱を倒した勝ち星。転じて、予想されなかった大手柄。
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黒真珠のような海。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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