この船は、どこの港へも寄らないで、一直線に大阪へ急いで走っている
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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船・ボート
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......もらった。お嬢さん達は貧民にでもやるように眺めて笑っている。あの人達は私が女である事を知らないでいるらしい。二日目であるのに、まだ、一言も声をかけてはくれない。この船は、どこの港へも寄らないで、一直線に大阪へ急いで走っているのだから嬉しくて仕方がない。 料理人の人が「おはよう!」と声をかけてくれたので、私は昨夜蚊にせめられて寝られなかった事を話した。 「実は、そこは酒を積むところです......
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石炭をつんだ船が、ポンポンポンポンとのどかな音を立てて、河を上ったり下ったりしている。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
何隻かのうす汚れた貨物船がうんざりしたように浮かんでいる
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
汽船はゼンマイ仕掛のおもちゃのそれのようだった。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
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ロケットはみるみるスピードを上げ、分厚い雲に向かって射られた巨大な矢のようになった。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
(一人乗りの平底舟は、)笹の葉のような軽快なかたち
山本 周五郎 / 青べか物語 amazon
飛行機の黒い大きい影が疾風のように地面をかすめ去った。
梅崎 春生 / 桜島 amazon
けたたましい鉄工所の非常汽笛が鳴り響いた。
梶井基次郎 / 海 断片
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