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伸子の気分が平和なのは、二人が別にこれという話もせず、笑いもせず、ぼんやり縁側に腰をかけて、樹でも見ている時であった。丁度、二匹の犬が、日向で前脚をのばし、その上に顎をのせて、うつらうつらしている時のように。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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ひっそりと、退屈な暮らし(日々) 平和(平凡)に暮らす・穏やかな日々
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前後の文章を含んだ引用
......らの家で、生活は相変らず単調であった。生活は狭く無表情に廻転している。伸子は、不可抗力にその調子に巻きこまれていながら、いつまでも不本意で、抵抗を失えなかった。伸子の気分が平和なのは、二人が別にこれという話もせず、笑いもせず、ぼんやり縁側に腰をかけて、樹でも見ている時であった。丁度、二匹の犬が、日向で前脚をのばし、その上に顎をのせて、うつらうつらしている時のように。けれども、その眠ったような平穏は、いつも永続きしなかった。先ず、伸子が自分達の有様に、云いようない物足りなさを感じ出すのが常であった。これが二年前、あのような熱......
単語の意味
日向(ひなた)
顎・頤・腭(あご)
腰(こし)
犬・狗(いぬ)
縁側・緣側(えんがわ)
日向・・・太陽の光が当たっている場所。⇔日陰。
顎・頤・腭・・・1.口の上下の、歯の生えている部分で、話したり物を噛んだりするのに役立つ器官。
2.下あご。頤(おとがい)。
3. 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎(あぐ)。
4.機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
5.食事。食料。まかない。食費。
6.口をきくこと。物言い。おしゃべり。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
縁側・緣側・・・1.家の座敷の外側についている、庭に面した細長い板敷きの部分。和風住宅の独特の構造。
2.カレイやヒラメなどの魚のヒレやエラ付近の肉。うまいものとしてすし屋などで出される。
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