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兄の紀念かたみとかいう二十年来着古きふるした結城紬ゆうきつむぎの綿入
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:5% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......陥落より女連おんなづれの身元を聞きたいと云う顔で、しばらく考え込んでいたがようやく決心をしたものと見えて「それじゃ出るとしよう」と思い切って立つ。やはり黒木綿の紋付羽織に、兄の紀念かたみとかいう二十年来着古きふるした結城紬ゆうきつむぎの綿入を着たままである。いくら結城紬が丈夫だって、こう着つづけではたまらない。所々が薄くなって日に透かして見ると裏からつぎを当てた針の目が見える。主人の服装には師走しわすも......
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年来(ねんらい)
年来・・・何年も前からずっと続いていること。長年。
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死んだ時は手や足は箒の柄のように痩せていた。
田宮 虎彦 / 異母兄弟「異母兄弟―小説 (1957年) (カッパ・ブックス)」に収録 amazon関連カテ足の太さ・細さ死人・遺体細い、華奢な腕
(亡くなった我が子の)押しつけられたなきがらのよろめくような重さを、乙松は忘れない。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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