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前からやってきた女と思いきり肩がぶつかった。不意に力をぶつけられた女は横向きに倒れそうになるのをなんとかがんばり、しかしお尻はつかないまでも、思わずしゃがみこむような形になって、支えた手のひらにはコンクリートのぼこぼこした跡が白くついて、毛羽立ちみたいにうっすらとして皮もめくれた。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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よろめく・ふらつく
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前後の文章を含んだ引用
......どこかもうちょっと上の方から眺めてる構図を作ってみる。 そうしたらその向こう、携帯電話のコマーシャル、大きな看板に印刷された女優の顔の輪郭に目を奪われていると、前からやってきた女と思いきり肩がぶつかった。不意に力をぶつけられた女は横向きに倒れそうになるのをなんとかがんばり、しかしお尻はつかないまでも、思わずしゃがみこむような形になって、支えた手のひらにはコンクリートのぼこぼこした跡が白くついて、毛羽立ちみたいにうっすらとして皮もめくれた。 手を払いながらぶつかってきた女の顔を見あげると、女は謝るどころかにらみつけるような目をしてぱつぱつとした唇の隙間から鋭く短い息を吐いた。まるで目に見えるような......
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手の平・掌(てのひら)
尻・臀・後(しり)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
尻・臀・後・・・1.腰のうしろ下部で、肉が豊かについている部位。座るときや腰をかけるときに下に位置するところ。肛門(こうもん)と尾てい骨がある辺り。尻(けつ)。臀部(でんぶ)。御居処(おいど)。
2.衣服の1にあたる部分。「ズボンの尻」
3.和服の腰から下の、裾(すそ)のほうの部分。
4.物事や長く続いているモノの、後方や一番あと。終わりの部分。しまい。最後。末端(まったん)。結果。
5.容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の尻」
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よろめく・ふらつくの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
臓腑(ぞうふ)が抜けたようになって、足もとがふらふらした。
宇野 千代 / 未練「宇野千代全集 第4巻」に収録 amazon
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ずるそうに笑いながら
林芙美子 / 新版 放浪記関連カテ笑うずるい顔
視線が、記述をなぞっていく。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
頰 を涙が 滂沱ぼうだ と流れている
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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