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彼女は女らしく、まるで鳴らないほおずきみたいに円くかしこまって返事をしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......るのかも知れない。 「昨日、信越の旅から来たのですか、東京はあたたかですね。」 「そうですか。」 新劇はとてもうけると云う話だった。ベニ、外出先からすぐ帰って来る。彼女は女らしく、まるで鳴らないほおずきみたいに円くかしこまって返事をしていた。 「貴女も、芝居をなすったそうですが、芝居の方を少し手伝って戴けませんか、女優が足りなくって弱っているんです。」 「女優なんて、とても柄じゃアありませんよ。自分だけ......
単語の意味
酸漿・鬼灯(ホオズキ)
酸漿・鬼灯・・・庭に植える多年草。赤くて丸い実は、六角形の袋に包まれている。
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答える・返事をするの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
「こないだうちは利いたのだよ、この頃は利かないのだよ」と対句 のような返事をする。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
はいはい、と軽快な返事をする。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
返事は、気の抜けた風船玉のようだった。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
カバのあくびみたいに「べーつにー」と返事をする
岡田 なおこ / 薫ing(イング) amazon
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わがままが足を生やして動きまわっているような女
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
表面はビロードのようにやさしいが、中には荊(いばら)のような恐しい手応えをもった女だ
平林たい子 / 施療室にて amazon
女性らしい美点を失った空所に男性の欠点ばかりを詰め込んだような感じだった。
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑―他六篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 amazon
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猛獣のようなこの男
有島武郎 / 或る女
彼女は中年を過ぎていて、もう自分が美人であることを何とも思わなくなっているような女だった。
岡本かの子 / 巴里祭
(美人でいつも肯定されてきた人)プラスの電気ばっかり持った人間
伊坂 幸太郎 / 砂漠 amazon
古い家に生まれた富士子は、いかにもその家柄を背負ったように落ちつきはらって
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
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口だけで生きてきた奴
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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清潔好きの彼が支配するカウンター越しの調理場は、いつもピカピカに光っている。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
率直な話ぶりまでも、まるで将軍のように立派であった。
石川 達三 / 蒼氓 amazon
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