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繁ばあちゃんはしわくちゃの饅頭みたいに、茶の間にちんまりと座っていて、ヨキとみきさんの夫婦喧嘩にも全然動じていないようだった。俺は最初、ミイラの置物かと疑ったくらいだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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座り姿勢
老人
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......、俺はしかたなくまえへ出た。「はじめまして」 みきさんはなにも言わず、奥の部屋へ身を翻した。 ヨキは、妻のみきさんと、祖母の繁ばあちゃんと、三人で暮らしていた。繁ばあちゃんはしわくちゃの饅頭みたいに、茶の間にちんまりと座っていて、ヨキとみきさんの夫婦喧嘩にも全然動じていないようだった。俺は最初、ミイラの置物かと疑ったくらいだ。「なあに、いつものことさな」 と繁ばあちゃんは言った。繁ばあちゃんは足腰が弱ってきているので、台所仕事ができない。ヨキが土間に立って、夕飯の仕度をした。俺は茶の......
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じっとする・動かないでいるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ギターは、空間の一点にピンで留めて固定されているかのように、微動だにしない。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
椅子に縛り付けられたみたいに、少しも動かない。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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座り姿勢の表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
調理台の横におあずけをさせられた犬のように坐った。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼の落ち 窪んだ、猫背の何となく見すぼらしい老人
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
白髪と、 頰骨のあたりの、生気のない老いた 皺 のある皮膚の色
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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体を横たえて、眠りが訪れてくるのをじっと待っていた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
エレヴェーターの奥の角に座り込んで、左右の壁に体を支えてもらった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
雛鳥のように待ってる
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
(銀行強盗が立ち去るときのセリフ)みなさん、最後までおつき合いいただいてありがとうございました。ショウは終わりです。テントを畳み、ピエロは衣装を脱ぎ、象は檻に入れ、サーカス団は次の町へ移動します
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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