小広く引込んだ道
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:64% 作品を確認(青空文庫)
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路地・小道
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......を奪われたような、むずかしい顔をして眺めて居る。行ったり来たりして、しつこく附纏う南京豆売り、壁紙売り。角のカフェ・ド・ラ・ペイとこっちのイタリー街の角との間は小広く引込んだ道になっていて、其の突当りがグランド・オペラだが此所からは見えない。たゞその前の地下鉄の停留所の階段口から人の塊が水門の渦のようになって、もく/\と吐き出されるの......
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路地・小道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
普通の通行人のための路ではないような隘路
梶井基次郎 / ある崖上の感情
暗い家並みに挟まれて細い路地が続いている
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
高いアパルトマンの間の谷底のような狭い露路
岡本かの子 / 巴里の唄うたい
車の通れない狭い登り坂。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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「道・道路」カテゴリからランダム5
この頂をちょうど巨大な擂鉢のふちをたどるように半周して
牧野 信一 / ゼーロン amazon
峠の向こう側からやっと匍(は)い上がってきたように見える濃霧が、峠の上方一面にかぶさる
堀 辰雄 / 美しい村 amazon
狭く咽喉のようになった往来
岡本かの子 / 巴里祭
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