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かまは音をたてて最高度まで焔をあげ夜はほのぼのと明けかけて来た。
吉川英治 / 増長天王 ページ位置:88% 作品を確認(青空文庫)
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窯(かま)
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前後の文章を含んだ引用
......聖寺かがだいしょうじの武人の血をうけ父は九谷陶くたにすえ窯元かまもとである。多少の呼吸も心得ている上に、今は恩人最後の大業を、命にかけても焼き上げようとする一念があった。焦熱しょうねつの懸命があった。  かまは音をたてて最高度まで焔をあげ夜はほのぼのと明けかけて来た。紅蓮地獄ぐれんじごくにふさわしい漆紅葉うるしもみじの真っ赤なのが、峰から降り、かまあおられて、飜々ほんぽんと空に舞い迷う。  やがて海嘯つなみのような声があがった。  山峡の細道を伝って、おびただしい捕手......
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仄々・仄仄(ほのぼの)
仄々・仄仄・・・わずかな暖かみや明るさを感じ、好ましい印象を受けるさま。ほんのり暖かい。ほんのり心暖まる。ほのかに明るい。うすうす。「仄」は訓読みで「ほの(か)」と読め、「わずかに感じられるさま」をあらわす字。同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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