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胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞 くように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘 ぎ出した。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がる
呼吸が乱れる
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前後の文章を含んだ引用
......……。 ……私はガバと跳ね起きた。 モウ一度、顔を撫でまわしてみた。 そこいらをキョロキョロと見廻わした。 ……誰だろう……俺はコンナ人間を知らない……。 胸の動悸がみるみる高まった。早鐘を撞 くように乱れ撃ち初めた……呼吸が、それに連れて荒くなった。やがて死ぬかと思うほど喘 ぎ出した。……かと思うと又、ヒッソリと静まって来た。 ……こんな不思議なことがあろうか……。 ……自分で自分を忘れてしまっている……。 ……いくら考えても、どこの何......
単語の意味
早鐘(はやがね)
喘ぎ(あえぎ)
動悸(どうき)
胸(むね)
早鐘・・・激しく乱打される鐘。家火などの緊急事態を知らせるためのもの。また、激しい動悸のたとえ。
喘ぎ・・・喘ぐこと。喘ぎ声。息を切らせて、苦しそうに呼吸すること。
動悸・・・心臓がいつもよりドキドキすること。自分で感じられるほどの、強い胸の鼓動。
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動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
城戸の心臓は、彼の胸を内から懸命に叩いて、何かを訴えようとしていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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呼吸が乱れるの表現・描写・類語(呼吸のカテゴリ)の一覧 ランダム5
雪見さん……と呼ぼうとしたが、荒い呼吸が邪魔をして、うまく声が出なかった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
酸素を求めて口が開き、肺がおおげさに上下する。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
(一瞬呼吸が止まる)冷たい水をいきなり浴びせられたように一瞬、呼吸が止まり
島田 雅彦 / ドンナ・アンナ amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
息が苦しい。不規則に暴れている心臓が、いつまでも収まらない。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
恐怖は人間の視野を狭める。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
「驚き」カテゴリからランダム5
私は妙な気がして躯じゅうがぞおっと寒くなった。
林芙美子 / 新版 放浪記
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
もさもさになった野馬の毛を刈るように、それらに手を入れる
宮本百合子 / 伸子
雪子は、音もなく玄関から飛び出していった。 成瀬は目でその姿を追いながら、チーターのことを考えていた。チーターは、地上最速を誇る脚を持ちながらも、生存率は非常に低い。しなやかで美しいが、脆さも持っている。獲物から思わぬ反撃を受けて、怯えて退散するチーターを、テレビで観たことがあったが、今の雪子はまさにそれに似ていた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
痰(たん)が喉にからまったような切ない咳の音
向田 邦子 / 幸福 amazon
肺の底からため息をつき
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
彼女はその深い緑の風景を呼吸しているようだった。
吉本 ばなな / 哀しい予感 amazon
マラソンでもしているように、胸が喘いだ。
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
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