(切り通し)鬚根 がぼろぼろした土をつけて下がっている、壊 えた赤土のなかから大きな霜柱が光っていた。
梶井基次郎 / 雪後 ページ位置:62% 作品を確認(青空文庫)
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山道・峠道
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前後の文章を含んだ引用
......いた。―― 行一はそこに立ち、今朝の夢がまだ生 なましているのを感じた。若い女の腿 だった。それが植物という概念と結びついて、畸形 な、変に不気味な印象を強めていた。鬚根 がぼろぼろした土をつけて下がっている、壊 えた赤土のなかから大きな霜柱が光っていた。 ××というのは、思い出せなかったが、覇気 に富んだ開墾家で知られているある宗門の僧侶――そんな見当だった。また○○の木というのは、気根を出す榕樹 に連想 を持ってい......
単語の意味
赤土(あかつき・せきど)
赤土・・・赤い土。赤色は鉄分に由来するもの。
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