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聞いても、彼は無言だった。それでますますまずい雰囲気になってきた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
雰囲気が悪い・重苦しい空気
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......。 はじめはバリをテーマにわきあいあいとしていたほかの人々は、その不自然なまでの反応のなさにさすがに気づきはじめていた。「由ちゃんはどう思うの?」 と純子さんが聞いても、彼は無言だった。それでますますまずい雰囲気になってきた。「由男にもおみやげ買ってくるからね。」 母が微笑んだ。 こういう、自分を通そうとするときの母の笑顔は完壁で、反対する余地がないところが私は好きだったが、弟は違う......
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
日下は、言葉を待った。 柳も、息を殺したように黙している。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
芥川龍之介 / 杜子春
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雰囲気が悪い・重苦しい空気の表現・描写・類語(雰囲気・空気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
空気が濃く重くドロリと液体化して、生温かい糊のようにねばねばと皮膚にまといつく
中島 敦 / 環礁 ——ミクロネシヤ巡島記抄—— amazon
しっかり閉じられた病院の窓からでも五月の暖かい日差しが入り込んでいる。けれど、窓の向こうの風が届かないと、閉ざされた息苦しさは消えない。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
心を傷めたり、ひけ目を感じている様子も見せず、普通な大きい声だった。
岡本かの子 / 母子叙情
「雰囲気・空気」カテゴリからランダム5
絡みつくような犬の気配
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
家の中に強くこわばった人間がうろついているだけで、空気が張りつめて影響を受けるのだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
長らく人が立ち入っていない蔵のような陰鬱で黴(かび)臭い空気
七尾 与史 / 死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) amazon
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