(特別な才能)それが持ち主にとって至福なのか、重荷なのか。恩寵なのか、呪いなのか。あるいはそれらすべてを同時に包含したものなのか。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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能力・才能・資質
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前後の文章を含んだ引用
......。簡単に生み出せるたぐいのものではない。 そのような普通ではない資質を持ち合わせることが、本人にとって何を意味するのか、灰田青年には実感として理解できなかった。それが持ち主にとって至福なのか、重荷なのか。恩寵なのか、呪いなのか。あるいはそれらすべてを同時に包含したものなのか。いずれにせよ、緑川はあまり幸福そうな印象を人に与えなかった。彼の顔が浮かべる表情はおおむね、憂鬱と無関心のあいだを行き来していた。たまに口元に浮かぶ微笑みは、知......
単語の意味
至福(しふく)
恩寵(おんちょう)
至福・・・とっても幸せ。これ以上ないほどの幸福。
恩寵・・・神のめぐみ。神や君主など、絶対的存在から受ける愛情。
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(ある分野の天才が別の分野でも頭角を現す)豊かな才能は、豊かな水脈と同じように、様々な場所に出口を見いだすものなのでしょう。
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才能というのは容器と同じだ。どんなにがんばって努力しても、そのサイズはなかなか変わらない。そして一定の量を超えた水はそこに入らない
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