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葉子は神の締 め木 にかけられて、自分のからだが見る見るやせて行くのを自分ながら感じた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:100% 作品を確認(青空文庫)
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痩せすぎた体形
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前後の文章を含んだ引用
......一抹の哀愁がしみじみと胸をこそいで通った。葉子は涙を感じた。しかし涙は流れて出ないで、目の中が火のように熱くなったばかりだった。 またもひどい疼痛 が襲い始めた、葉子は神の締 め木 にかけられて、自分のからだが見る見るやせて行くのを自分ながら感じた。人々が薄気味わるげに見守っているのにも気がついた。 それでもとうとうその夜も明け離れた。 葉子は精 も根 も尽き果てようとしているのを感じた。身を切るような痛みさえ......
単語の意味
締め木(しめぎ)
締め木・・・二枚の板の間に大豆などの植物を挟んで、締め付けて油をしぼりとる木製の装置。身をしぼられるほど苦しい状態のたとえにも使われる。「締め木にかけられたような思い」
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(小母さんは)虚弱児のように瘦せていた。奥目で、顎が尖り、口元には深い皺が目立った。
小川 洋子 / 口笛の上手な白雪姫「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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