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(空に2つ月があることに気づいて)そこには確固とした輪郭を持った二つめの月があった。彼はしばし言葉を失い、口を軽く開いたまま、ただぼんやりとその方向を眺めていた。自分が何を見ているのか、意識を定めることができなかった。輪郭と実体とがうまくひとつに重ならなかった。まるで観念と言語が結束しないときのように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 作品を確認(amazon)
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混乱・訳が分からない・理解できない
異様な風景
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判断の針を狂わされたように混乱した。
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑 (1949年) (春陽堂文庫〈第54〉)」に収録 amazon
病理学研究所と図書館との間に木造の病棟が幾列も並んでいる。消毒所の煙突から灰色の煙がたちのぼっていた。患者は何百人いるのだろう。看護婦や職員はどの位いるのだろうと彼は考えた。この建物と建物との間を自分には理解できぬ歯車がまわっているような気がする。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
隕石の成分ほども理解できない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
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何十もの篝(かがり)火が湖水に映って、この世のものとも思われぬ異様な情景
井上 靖 / 風林火山 amazon
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の中にぽつりとそんな疑問が現われる。雪に埋もれた地面から芽が出るようだった。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
人参にありついた猿のように、夢中になって
曽野 綾子 / 遠来の客たち amazon
「非日常の光景」カテゴリからランダム5
目を背けたくなるような血みどろの残虐な場面
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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