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その確信を爪の垢ほども疑う気になれなかった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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自信がある・自信を深める
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前後の文章を含んだ引用
......であるにせよ、私自身にとっては決して、夢でもなければうつつでもない。たしかに実在の姿をこの眼で見、実在の音をこの耳で聴いている事を確信しない訳に行かなかった。……その確信を爪の垢ほども疑う気になれなかった。私は、今一人の自分自身としか思えないほど私によく肖通 っている窓の外の青年、呉一郎の立っている姿を、何等の恐怖も感じないままに、今一度冷然と睨み付ける事が出来た。......
単語の意味
垢(あか)
爪の垢(つめのあか)
垢・・・皮膚の上の、汗やほこり、脂が交じってできる汚れ。
爪の垢・・・1.爪と指との間にたまっている垢(あか)。爪垢(つめあか)。
2.きわめて分量の少ないことのたとえ。ごくわずか。爪垢(つめあか)。
2.きわめて分量の少ないことのたとえ。ごくわずか。爪垢(つめあか)。
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