TOP > 人物表現 > 睡眠・眠る・寝る > 眠たい・眠気
泣きつかれのあとに似た不愉快な睡気
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
眠たい・眠気
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れない、いやなさびしさが盗風 のように葉子を襲った。船に乗ってから春の草のように萌 え出した元気はぽっきりと心 を留められてしまった。こめかみがじんじんと痛み出して、泣きつかれのあとに似た不愉快な睡気 の中に、胸をついて嘔 き気 さえ催して来た。葉子はあわててあたりを見回したが、もうそこいらには散歩の人足 も絶えていた。けれども葉子は船室に帰る気力もなく、右手でしっ......
単語の意味
愉快(ゆかい)
愉快・・・爽(さわ)やかで快(こころよ)いこと。気分が晴れ晴れして、気持ちがいいこと。
ここに意味を表示
眠たい・眠気の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
眠気がぼんやりと膜のように心を覆っていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
声の底にまだ睡気(ねむけ)がたゆたっている
高井 有一 / 夜の蟻 amazon
このカテゴリを全部見る
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
足を踏み外して、真っ暗な底なしの穴に落下していくような深い眠りだった。瞼が自然にかぶさり、次の瞬間に意識が消滅した。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
僕はボートの底に身を横たえて目を閉じ、満ち潮が僕をしかるべき場所に運んでいってくれるのを待った。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
「退屈」カテゴリからランダム5
(空腹かつ眠気)手首の内側で 瞼 をこすった。何本かのビールが僕に眠気をもたらそうとしていた。それは淡い泥のように僕の意識にもぐりこみ、空腹とせめぎあっていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
暗い隅に頭を突っ込んで眠ってしまいたい。
宮本百合子 / 伸子
同じカテゴリの表現一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
退屈 の表現の一覧
退屈の感覚、精神的な反応
退屈の表情、リアクション
その他の退屈の表現
人物表現 大カテゴリ