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鼠が黙るとあたりはしんとして、時計の音だけが聞こえた。雪がそれ以外の全ての音を吸いこんでいた。まるで宇宙の中に我々二人だけがとり残されたような気分だった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......もんさ。だって三十年にわたる人生の最後の最後にやったことが時計のねじを巻くことなんだぜ。死んでいく人間が何故時計のねじなんて巻くんだろうね。おかしなもんだよ」 鼠が黙るとあたりはしんとして、時計の音だけが聞こえた。雪がそれ以外の全ての音を吸いこんでいた。まるで宇宙の中に我々二人だけがとり残されたような気分だった。「もし……」「よせよ」と鼠が僕の言葉を遮った。「もうもしはないんだよ。君にもそれはわかっているはずだ。そうだろ?」 僕は首を振った。僕にはわからないのだ。「もし......
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鼠(ねずみ)
・・・1.ネズミ科の哺乳動物の総称。人家の付近などに住む、敏捷な小動物。繁殖力が高く、食害や伝染病の原因となるため嫌われている。
2.鼠色(ねずみいろ)の略。
3.比喩として、こそこそと悪事を働く者、ひそかに害をなす者のたとえ。
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川の音と、山の木々が風にこすれる音しかしない。恐ろしいほど静かだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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(アスファルトの上の雪の足跡)白と黒と、しゃりしゃり凍る雪のあずき色
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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家内を歩く足音が水底のように冷めたく心の中へも響いて聞える。
水上 瀧太郎 / 山の手の子「俤 (百年文庫)」に収録 amazon
氷を割るようなひどい雨の音が雨戸を叩いた。
林 芙美子 / 牡蠣「清貧の書・牡蠣 (1953年) (新潮文庫〈第536〉)」に収録 amazon関連カテ雨の音窓ガラスの雨
カタ、コトと靴音をならして
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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真暗な 夜 で、見えるものは何にもなかった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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