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もうその黄色いシャツの後ろ姿は街にまぎれていくところだった。 遠ざかる風船みたいに。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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遠くに見える・遠ざかる
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前後の文章を含んだ引用
......っと何かを後悔するみたいな気持ちになっちゃうの。あいかわらずね。」 と言った。「うん、いつも消えそうに歩いてく。もう会えないかも、といつも思う。」 ふりむくと、もうその黄色いシャツの後ろ姿は街にまぎれていくところだった。 遠ざかる風船みたいに。 2人で見送った。★ 私はいまでも、その後に起こったことをうまく言葉に訳することができない。あるいは後年、乙彦が私の何倍も上手に書くこともあるかもしれない。 だ......
単語の意味
後ろ姿・後姿(うしろすがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
後ろ姿・後姿・・・後ろから見た姿。後ろ手(うしろで)。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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小さな影が黒い礫(つぶて)のように広場の中に駈けだして行った。
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
四十メートルほども離れているので、その表情までは見極められない。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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美咲の両親は、壊れもののように娘をあつかっている。儚げで危うく、手荒くあつかえば砕け散ってしまいそうな少女
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
このひとの中にはたしかに大きな苦しみがあるのだ。そしてその苦しみがこの小さな女を圧倒しおしつぶそうとしているのだ。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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来た方を見ると路 は一すぢずうっと細くついて人も馬ももう丘のかげになって見えませんでした。
宮沢賢治 / ひかりの素足
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魚が水を得たように溌刺と活動して
石坂 洋次郎 / 山のかなたに (1954年) amazon
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