土間に手をついて謝ってしまえ、お螻蛄 だと思って勘弁してやる
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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許す
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前後の文章を含んだ引用
......、どっちの頭脳 がいいか、腕力 でなく技術 で勝負をしようっていうんだ。――それともてめえのは口先学問で、実際になっちゃあ能なしだというならば、相手にとって不足だから土間に手をついて謝ってしまえ、お螻蛄 だと思って勘弁してやるから」 いつの間にか、土間の外には、戸狩の若者と四名の藩士たちが、がやがやと別になって揉み合っていた。中へはいって慎吾の助力をしようと息巻く侍のほうを、村の若者......
単語の意味
螻蛄(けら・おけら)
螻蛄・・・1.ケラ科の昆虫。コオロギに似た、小型の昆虫。地中に住み、大きな前足で土を掘り、作物の根を食べる。土中で「じいい」と鳴き、誤認されたところから、これを「ミミズが鳴く」という。夜行性。
2.俗に、所持金のないこと。のこと。無一文。一文無し。「おけらになる」
2.俗に、所持金のないこと。のこと。無一文。一文無し。「おけらになる」
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土間に手をついて謝ってしまえ、お螻蛄 だと思って勘弁してやる
吉川英治 / 銀河まつり
何かを帳消しにするようににこっと笑った。
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許すという苦行をなし遂げる
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