TOP > 人物表現 > 心の交流・意思の疎通 > 狼煙(のろし)
ときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙 のようなものが、かわるがわるきれいな桔梗 いろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗 な風は、ばらのにおいでいっぱいでした。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:58% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
狼煙(のろし)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......なものの上には赤い点々をうった測量旗 も見え、野原 のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集 まってぼおっと青白い霧 のよう、そこからか、またはもっと向 こうからか、ときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙 のようなものが、かわるがわるきれいな桔梗 いろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗 な風は、ばらのにおいでいっぱいでした。「いかがですか。こういう苹果 はおはじめてでしょう」向 こうの席 の燈台看守 がいつか黄金 と紅 でうつくしくいろどられた大きな苹果 を落 とさないように両手 で膝 の上にかかえ......
単語の意味
桔梗(ききょう)
桔梗・・・秋の七草のひとつ。日当たりのいい山野に生え、五つに割れた青紫色の花が咲く。
ここに意味を表示
狼煙(のろし)の表現・描写・類語(心の交流・意思の疎通のカテゴリ)の一覧 ランダム5
音は聞こえずに烽火 の火花は間を置いて怪火のようにはるかの空にぱっと咲いてはすぐ散って行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
有島武郎 / 生まれいずる悩み
このカテゴリを全部見る
「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム5
尻の割れた出鱈目
夢野久作 / ドグラ・マグラ
音は聞こえずに烽火 の火花は間を置いて怪火のようにはるかの空にぱっと咲いてはすぐ散って行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
同じカテゴリの表現一覧
心の交流・意思の疎通 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ