そこにはもう女の姿はなかった。得体 のわからない動物がもだえもがいているだけだった。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
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身もだえる
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前後の文章を含んだ引用
......しい弧を描いて延びていた眉 は、めちゃくちゃにゆがんで、眉間 の八の字の所に近々と寄り集まった。かさかさにかわききった口びるからは吐く息気 ばかりが強く押し出された。そこにはもう女の姿はなかった。得体 のわからない動物がもだえもがいているだけだった。 間 を置いてはさし込んで来る痛み……鉄の棒をまっ赤 に焼いて、それで下腹の中を所きらわずえぐり回すような[#「ような」は底本では「やうな」]痛みが来ると、葉子は目......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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