くちばしの大きなカラスが一羽、水銀灯の上にとまって、あたりを用心深く見回しながら、さてこれから何をしようかと思案していた。
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烏(カラス)
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単語の意味
鴉・烏(からす)
水銀(すいぎん・みずがね・みずかね)
鴉・烏・・・カラス科カラス属およびそれに近縁の鳥の総称。人家近くの森に住む、雑食性の利口な鳥。雌雄ともに全身、光沢のある黒。日本では主に嘴太烏(ハシブトガラス)と嘴細烏(ハシボソガラス)の2種。古来より人との関わりが深く、熊野の神の使いとして知られ、また、その姿や鳴き声は不吉の象徴とされるなど、信仰や迷信が多い。
水銀・・・金属元素のひとつ。元素記号Hg、原子番号80。常温で液体である唯一の金属。温度計や合金の素材になる。有毒。「汞(みずかね)」とも書く。
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泣きばあさんみたいにやかましいカラスがたくさんいます。夜が明けると連中はムレをなしてどこかから代々木公園にやってきて、世界が終わりかけているみたいな勢いでぎゃあぎゃあとわめきたてる
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
暗い押しつけるような烏の声
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
樹には大きな烏たちが羽ばたきながら 嗄れた声で鳴き、その声と蛙の声とが一緒になって、暗い合唱をくりひろげていた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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「鳥類」カテゴリからランダム5
どこかでクヮアとカラスが間の抜けた声で鳴く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
足元にカラスが舞い降りて、如月を何か言いたげな目つきで見上げていた。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
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