不安が頭を擡 げて来て、
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:60% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
不安になる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......むす子のことをこの青年に話すことは、何故かこの頃むす子に対する気持を冒涜 するように感じて、好まなくなっていた。それを訊かれると同時に、何か違った胸の奥の場所から不安が頭を擡 げて来て、訊 ねられた機会を利用し、逆に規矩男から、少しずつ規矩男の身の上を訊き溜 めようとした。 「それよりあなたお母さんに私を逢 す前に、私に話すことがあると云ったわね。あれ......
単語の意味
頭を擡げる(あたまをもたげる)
頭を擡げる・・・目立ち始める。勢いづく。
ここに意味を表示
不安になるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「不安が」 + 「動詞」の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
じわじわと雪子の身体を不安が囲みはじめ、動くことができなかった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「不安」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
一生の危機に立ったような不安で、脚が慄えそうだった。
松本 清張 / 与えられた生「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
不安を警告するように、左の肋骨に軽くつき当るような動悸を打っていた。
伊藤 整 / 氾濫 amazon
このカテゴリを全部見る
「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
真昼の砂漠を歩いている獣にふいの暗黒と羽ばたきと猛禽の爪がおそいかかったような息苦しい不安
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
同じカテゴリの表現一覧
恐怖・不安 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ