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この手の婦 特有な狡猾 い顔付
梶井基次郎 / 城のある町にて ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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ずるい顔
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前後の文章を含んだ引用
......間で、階下は七分通り詰まっていた。 先刻の婦 が煙草盆を持って来た。火が埋 んであって、暑いのに気が利かなかった。立ち去らずにぐずぐずしている。何と言ったらいいか、この手の婦 特有な狡猾 い顔付で、眼をきょろきょろさせている。眼顔 で火鉢を指したり、そらしたり、兄の顔を盗み見たりする。こちらが見てよくわかっているのにと思い、財布の銀貨を袂 の中で出し悩みな......
単語の意味
狡猾(こうかつ)
狡猾・・・自分だけ得しようと、こっそりと卑怯な手段をとること。ずる賢いこと。また、そのさま。
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平顔は両顎がやや張って来て、利を掴 むときのような狡猾 な相を現わして来た。
岡本かの子 / 渾沌未分
この手の婦 特有な狡猾 い顔付
梶井基次郎 / 城のある町にて
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「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
──不老不死の妙薬か── 愚かしさを通り過ぎて、黒々とした笑いが込みあげて来る。
阿刀田 高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
笑顔は、まるで子供だった。
岡本かの子 / 母子叙情
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